文科省・経産省第13回「キャリア教育推進連携表彰」、最優秀賞は福岡県宗像市の「むなかた子ども大学」

文部科学省と経済産業省は12月16日、第13回「キャリア教育推進連携表彰」の受賞団体を発表した。

「キャリア教育推進連携表彰」は、教育関係者(学校や教育委員会)、行政(首長部局等)、地域(NPO法人やPTA団体)、産業界(企業や経済団体)の連携・協働によるキャリア教育の取組みのうち、特に優れたものに最優秀賞、優秀賞、奨励賞を与える制度。2011年に創設された。

キャリア教育関連の国の表彰制度については画像を参照。なお、来年度から「キャリア教育アワード」はキャリア教育推進連携表彰に統合される予定。

第13回となる今回、最優秀賞は「むなかた子ども大学」に贈られた。

むなかた子ども大学は、福岡県宗像市を舞台に2021年にスタートした取り組み。市の教育委員会が主体となって、保護者、企業、団体、大学等の協力のもと、子どもたちが自身の興味・関心を深掘りできるような講義や体験活動を提供している。

30以上の講座から成る「メインキャンパス」、ピザ職人、航空技師など様々な職業を体験できる月に1回程度の「特設講座」、市内の全小学校・義務教育学校が年に1日、多様な主体と連携し一斉に講義や体験活動を提供する「むなかた子ども大学の日」などを開催している。キャリア教育に「社会総がかり」で取り組んでいる点が評価された。

全受賞団体は以下の通り。

【最優秀賞】
むなかた子ども大学

【優秀賞】
多良間村(沖縄県)グッジョブ地域連携協議会
新潟県立海洋高校
ハッピー上市会
吉賀高校版 サクラマスプロジェクト

【奨励賞】
新潟県立中条高校
ライフ・キャリア図鑑「COMPASS」

各団体の取組みの詳細は以下から見ることができる。
https://www.meti.go.jp/press/2024/12/20241216001/20241216001-2.pdf

文科省プレスリリースより