日本の研究者数、70.6万人で主要国中3位 1位中国、2位アメリカ 文科省調べ

文部科学省の科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は8月9日、日本を含む主要国の科学技術活動をデータにもとづき比較分析した「科学技術指標」の2024年度版を公表した。

「科学技術指標」は、日米独仏英中韓の7か国における科学技術の研究開発状況を、約160の指標を通じ可視化するもので、毎年公表。なお今年度から、新たな指標として「オープンアクセス(OA)論文の動向」が加わった。

日本の産官学を合わせた研究者数は70.6万人。中国、アメリカに続き、主要国中3位であった。

産官学を合わせた研究開発費は19.1兆円で、こちらもアメリカ、中国に続き3位となった。

論文数(分数カウント法)は7.2万件で、中国、アメリカ、インド、ドイツに続き5位であった。

論文の注目度に焦点を当てた「Top10%補正論文数」は3万7,000件で13位、「Top1%補正論文数」は3,100件で12位だった。論文系ではすべての指標において中国が1位となった。

大学院博士課程入学者数は、2003年度をピークに長期的に減少傾向が続いていたが、2023年度は対前年度比4.4%の増加が見られた。

高等教育入学者に占める女性の比率は、学部で46%、修士課程で31%、博士課程で34%。1990年度と比較するといずれも増加し、修士、博士課程では約2倍となった。

指標は以下から見ることができる。
https://nistep.repo.nii.ac.jp/records/2000116

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