事業構想大学院大学「郡山新事業開発プロジェクト研究」を発足
福島県郡山市(市長:品川萬里)、河村電器産業株式会社(社長:水野一隆)、学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学(学長:田中里沙)の三者は、新規事業創出及び郡山市域の発展を目的に、「地方創生の推進に関する包括連携協定」を7月13日付で締結し、具体的取組の一つとして「郡山新事業開発プロジェクト研究」の発足を発表した。
郡山市は、経済活動の活発さから福島県内でも「経済県都」として知られる。2019年7月にはSDGs未来都市・自治体SDGsモデル事業に認定され、持続可能な「経済」「社会」「環境」の実現に向けた地域社会づくりを発展させている。今回、地域資源を最大限に生かした新事業創出、それを牽引する担い手人材育成を志向し、事業構想大学院大学の専門的なカリキュラムを活用した産官学連携による新たなプロジェクトに挑戦する。
大地震後に停電から復旧した際の「通電火災」を防ぐシステムを開発するなど、電気設備の分野で、数々のオンリーワン製品を手掛けている河村電器産業は、6月20日に東北地方初の生産拠点となる郡山工場を完成。大規模な工場では珍しいネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB=年間1次エネルギー収支ゼロ)化を実現し、2024年4月に稼働予定。拠点となる郡山市域の持続可能な地域づくりに貢献すべくプロジェクトに参画した。
本協定では、3者が連携のもと、新規事業構想に関すること、まちづくり及び地域課題の解決に関すること、これらに係る人材育成に関することなどの連携事項について、互いに協力することで、 新規事業創出及び郡山市域の発展に寄与することを目的としている。
「郡山新事業開発プロジェクト研究」は、郡山市域の発展に資する新規事業を構想する研究会。事業の根本となるアイデア発想から、具体的な事業計画まで策定する。(研究会期間:2023年9月~2024年3月・全20回)
事業構想大学院大学 修士課程のカリキュラム要素を活かした講義と最先端分野の有識者から得られる知見が研究員の事業構想を支援する。参加者は一般から募集(費用:無料)し、組織の枠を越えた異業種の企業やパートナーとの知の共有・探索、コラボレーションによる事業創出活動を実現する。募集は7月24日から開始する。説明会の日程と問い合わせ先は下記のとおり。
説明会日程
8月1日(火)16:00~17:00 会場:郡山市内 及びオンライン
お問い合わせ先
事業構想大学院大学 仙台校
電話 022-257-8411/メール sendai@mpd.ac.jp
(左から)河村電器産業株式会社 取締役社長 水野一隆氏、郡山市長 品川萬里氏、事業構想大学院大学 学長 田中里沙氏