7割がAIはキャリア開発支援の相談相手になると回答 オラクル調査
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区)は11月4日、コロナ禍でのキャリアに対する意識の変化やAIの活用に関する調査「AI@Work」の日本における調査結果を公表した。同調査はオラクルと人事関連調査・コンサルティング会社Workplace Intelligenceによって、13カ国、14,600人以上の従業員、マネージャー、人事部門リーダー、経営層を対象として行われた。約1,000人が対象となった日本の調査結果では、パンデミック以降、多くの人々が孤独感などを感じているものの、自分の将来を見つめ直す機会を得たことで、自身のキャリア開発に対して前向きであることが明らかとなった。
また、75%が自身の将来設計をするためにテクノロジーを活用したいと考えており、具体的な用途としては、新しいスキルを習得する方法の推奨(28%)、今後開発が必要なスキルの特定(27%)、キャリア目標に向けた次のステップの提示(25%)と回答している。
68%は、AIによる推奨に基づいて仕事に変化を起こしたいと回答した。さらに、72%が、AIは人間の担当者よりもキャリアアップを効率的に支援できると考えている。支援の具体的な方法としては、先入観のない推奨を提供すること(40%)、現在の自分のスキルに合う新しい仕事を見つけること(26%)、キャリアに関する質問に迅速に回答すること(24%)となった。
一方で、キャリア開発においては、まだ人間が重要な役割を担っていると考えられており、人間のほうが優れている点として、個人の経験に基づいた助言(39%)、長所・短所の特定(34%)、履歴書では分からない個性に適した役割の推奨(25%)と回答している。
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