パーソルイノベーション、リスキリングに関する定期調査の結果を公表

(株)パーソルイノベーションは9月14日、全国の企業の従業員を対象に四半期ごとに行っている、リスキリングに関する定期調査の最新結果を公表した。パーソルイノベーションはリスキリング支援サービス「学びのコーチ」を展開しており、国内におけるリスキリングの最新動向を把握すべく、今年2月に調査を開始。今回は第3回にあたる。

その結果は、リスキリングの普及とそのペースの速さを浮き彫りにするものとなった。具体的には、所属企業が直近1年間にリスキリングを実施したかとの問いに、「実施した」と回答した従業員が、わずか3か月の間に41.6%から49.1%に増加。ほぼ半数の企業がリスキリングを実施していることが明らかとなった。また、所属企業でリスキリングがどのように評価されているかとの問いに、「大きな成果が出たと感じている」との回答が28.7%(前回18.2%)、「成果を実感できた」との回答が52.1%(前回45.5%)となり、リスキリングの取り組みに成果を感じている企業が短期間で17.1ポイントも増加し、8割以上に達していることが判明した。

企業からどのようなスキルの習得を求められているかという質問への回答は、前回調査で4位(30.3%)であった「AI活用(ChatGPT等)」が、「データ活用」(35.6%)に次ぐ2位(34.7%)となった。企業規模別に見ても、大企業で2位(40.4%)、中小/スタートアップ企業では同率1位(28.7%)となっており、規模にかかわらずあらゆる企業において、AIの導入、あるいは導入の検討が進んでおり、AI活用スキルが重視されていることが明らかとなった。

調査はこれ以外にも予算や課題についても扱っている。詳細は以下のURLから見ることができる。

https://www.manabicoach.jp/useful/202309report

230926news2

(株)パーソルイノベーション「学びのコーチ」ホームページより