千葉県内の13大学、2026年度入試より推薦書様式を統一 高校教員の負担軽減に向け

神田外語大学ら千葉県内の13の大学・短大は5月13日、2026年度入試より、学校推薦型選抜推薦書に共通様式を導入することを発表した。

これまで大学ごとに異なっていた様式を統一することで、推薦書作成に伴う高校教員の負担を軽減する。

昨年5月に神奈川県が全国初となる「全国大学推薦書標準様式」を導入。文部科学省も2025年度入学者選抜実施要項において「資料を作成する者の負担軽減に努めることが望ましい」とするなど、近年、入試関連書類の標準化と、それによる教員の業務負担軽減の動きが広まっている。

今回、神田外語大学らが作成した共通様式は、記入項目を「推薦理由」と「特記事項」の2つに限定したシンプルなデザイン。受験生の生年月日の記入欄等をなくし、必要最低限の情報に絞ったことで、記入ミス・転記ミスの削減も期待される。

高校教員からは、「大学ごとに異なる様式を使い分ける必要がなくなり、事務的負担が軽減される。その分、生徒一人ひとりの推薦内容に丁寧に向き合えるようになる」といった声があるという。

13の大学・短大は以下の通り(50音順)。

江戸川大学
川村学園女子大学
神田外語大学
敬愛大学
敬愛短期大学
清和大学
千葉経済大学
千葉経済大学短期大学部
千葉工業大学
千葉商科大学
中央学院大学
東邦大学
麗澤大学

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