教育格差「感じる」48.9%「感じない」51.1% 18歳意識調査

日本財団は1月7日、「教育格差」をテーマに33回目の18歳意識調査を昨年12月上旬に実施し、その結果を発表した。

同調査結果によると、他の人に比べて学習環境に差があると「感じる」と回答した人は43.4%、その理由のトップは「集中して勉強できる環境が家庭になかった」という回答だった。また、コロナ禍で学習環境の差が広がったと「感じる」と回答した人は52.9%と過半数を超え、自身の進路に影響があったと回答した人は31.5%に達した。

教育格差に関しては、48.9%が「感じる」と回答。格差の原因では「家庭の経済力」25.3%、「学校の指導力」14.9%、「本人の努力」12.1%などが挙がった。今後、教育格差は広がると「思う」と回答した人は51.2%、「思わない」と回答した人は9.3%に留まった。また、54.6%が教育格差を是正する必要があると回答。是正の必要には、「高等教育の無償化などの制度整備」(48.0%)、「無償の学習支援拠点の整備強化」(33.8%)、「オンライン教育の強化」(33.8%)などが挙げられている。

詳細は下記リンク先を参照。

https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/eighteen_survey

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プレスリリース資料より