スタディサプリ 大学合格者の学習習慣を調査

リクルートは6月21日、オンライン学習サービス「スタディサプリ」のオンラインコーチングサービス「スタディサプリ合格特訓コース」のユーザーの2021年大学合格実績から、オンライン学習ツールの活用を含む勉強方法について分析し、その結果を公表した。 

高校生・大学受験生向けサービス「スタディサプリ合格特訓コース」は、現役難関大学生がオンラインによるコーチングで受験勉強をサポートするサービス。2021年の大学合格実績を収集し、コロナ禍での自宅学習がどのように行われていたのかを、国公立大学志望者と難関私立大学(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学)志望者の学習データを元に分析した。

第一志望の合格報告ありと合格報告なしでスタディサプリ授業の年間の平均受講講義数を比較したところ、旧帝大合格報告ありは270講義、その他国公立合格報告ありは273講義、早慶上智合格報告ありは254講義という結果になった。第一志望の合格報告なしと比較すると、全大学群平均で26講義程度多い受講数となっていた。

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受験までの年間スケジュールにおいては、旧帝大は受験年度の5月頃まで、国公立は遅くとも夏頃までに基礎となる教科の勉強を済ませておく必要があることがわかった。

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スタディサプリ教育AI研究所所長の小宮山利恵子氏は、自宅学習を継続させる秘訣として、達成できそうなレベルの目標を設定して少しずつレベルアップすること、立てた目標や成果を誰かに共有することがポイントだとした。スタディサプリでも、合格報告なしよりも合格報告ありの方が年間を通じてコーチとのやりとりは多くなっていた。

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