中高生向け「ものづくり探究教材」を独自に開発 THK、リバネス
THK株式会社と株式会社リバネスは、“課題解決型のものづくり”をキーワードに、学校教員が授業等で活用できる体験型教材「THKものづくり探究教材」を独自に開発した。全国の中学校・高等学校を対象に、同教材を使用する無償トライアル校を30校募集する。
日本では少子高齢化が進むなかで、工学部出身者の減少傾向は年々進んでおり、製造業を生業とする企業は危機感を募らせている。世界で戦っていくためには、出来るだけ早くからしっかりとした基礎を身につけるとともに、情熱をもって、いろいろなものづくりに挑戦した人材が少しでも増えていくことが望まれる。一方、教育現場では、学習指導要領の改訂に伴い、「主体的・対話的で深い学び」に重きが置かれ、答えのない課題に対して向き合う力を育成する方法が模索されている。
THKとリバネスでは、2021年4月10日にTHKが創立50周年を迎えることをきっかけとし、持続的な『創造開発型人財』の育成を目的に、2017年より「THK共育プロジェクト」を進めてきた。同プロジェクトでは、ものづくりに取り組む小中高生への研究助成と研究サポートを行う「サイエンスキャッスル研究費THKものづくり0. (ゼロドット)賞」を通じて、50校の小中高生のものづくりを後押ししてきた。また、THK社員自らがものづくりの楽しさを伝える「ものづくり出前授業」の実施を通じて、延べ720名の中学生にものづくりの魅力を届けてきた。
さらに今回、持続的に次世代のエンジニアの仲間を増やしていくため、“課題解決型のものづくり”をキーワードとして、学校教員が授業等で活用できる体験型教材「THKものづくり探究教材」を開発した。同教材は、設計・組立て・プログラミングを通して本格的なものづくりを学び、チームで協力しながら試行錯誤を繰り返して課題を解決していく楽しさ・難しさを実感できるオリジナル教材だ。
THKは、リバネスと共に「THKものづくり探究教材」を全国の中学校・高等学校へ広げ、ものづくりの楽しさを伝えていく。そして、中高生たちが自分なりのものづくりに、たとえ0.1歩でも踏み出していく機会を増やしていくとしている。
THK株式会社・プレスリリースより