文科省2024年度「学校基本調査」(確定値)、大学生は過去最多も小中学生は過去最少

文部科学省は12月18日、2024年度「学校基本調査」の結果(確定値)を公表した。

学校基本調査は、国内のすべての学校に、学級数、在学者数、教職員数、児童生徒・学生の卒業・修了後の状況、学校施設、学校経費など基本的な情報を尋ねるもの。調査期日はその年の5月1日(学校経費については前年度間)。

今回は、8月に公表済みの一部の調査項目の結果(速報値)を更新するとともに、残りの調査項目の結果を公表した。

学校種別の在学者数は以下の通り。小学校と中学校は過去最少、大学は過去最多となった。長期的な推移は画像を参照。

学校種

在学者数

前年度からの増減

備考

幼稚園

75万7,968人

- 8万3,856人

 

小学校

594万1,733人

-10万7,952人

過去最少

中学校

314万1,132人

-3万6,376人

過去最少

高校

290万6,921人

-1万1,580人

 

大学

294万9,795人

+ 4,196人

過去最多

うち

学部

262万8,310人

-4,465人

 

大学院

27万1,639人

+ 5,662人

 

なお、学部の女子学生は120万5,593人(前年度+1,287人、以下同様)で過去最多。学部学生全体に占める割合も、45.9%(+0.2ポイント)で過去最高となった。

女性の増加は教員においても見られた。教員全体に占める女性教員の割合は、中学校で44.8%(+0.2ポイント)、高校で33.8%(+0.4ポイント)、特別支援学校で62.9%(+0.1ポイント)、大学で27.8%(+0.6ポイント)で、いずれも過去最高となった。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://www.mext.go.jp/content/20241213-mxt_chousa01-000037551_01.pdf

文科省プレスリリースより