新社会人の4割超が入社3か月以内に心の不調を経験

メンタルクリニックを複数運営する一般社団法人徳志会は4月7日、社会人を対象に行った、新生活がメンタルヘルスに与える影響に関する調査の結果を発表した。
 
調査は3月、全国の社会人を対象に実施。300名から回答を得た。

新社会人の頃、入社3か月以内に心の不調を経験したことがあるか尋ねたところ、「ある」との回答が43%に上った。「ない」(57%)こそ下回ったものの、4割を超えた。

「ある」と回答した人に、不調を感じたのは何月ごろであったか尋ねたところ、「4月」が24%、「5月」が48%、「6月」が28%となった。「5月病」の言葉もあるように、5月との回答が約半数に上った。

不調経験者にその原因を尋ねたところ、トップ3は「慣れない仕事のストレス」(35%)、「上司などとの人間関係」(28%)、「通勤」(20%)となった。

経験者と非経験者のそれぞれに、当時、睡眠を十分に取る、休日に趣味に打ち込む、定期的に運動をするなどのメンタルヘルス対策をしていたか尋ねたところ、「していなかった」との回答が、非経験者では28%であったのに対して、経験者では63%に上った。

自身でできる程度の対策であっても、している人の方が心の不調を回避できていることが判明した。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000150463.html

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