講師・講座の内製化がシナジーを生む テクノロジーを活用した人材開発

急速に技術革新が進む中、人材育成は企業にとって喫緊の課題だ。一方でスキルや知識の修得は、主体的に取り組む姿勢が肝要といえる。自ら手を挙げる者に成長の機会を提供するソフトバンクユニバーシティの取組みを伺う。

AI時代の到来で直面した、コア・コンピテンシーの限界

岩月 優

岩月 優

ソフトバンク株式会社 人事本部 採用・人材開発統括部 人材開発部 部長代行

創業以来、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念のもと、パソコン、インターネット、ブロードバンド、スマートフォンと、パラダイムシフトと共に進化を続けながら、世界中の最先端テクノロジーへ積極的な投資を行ってきたソフトバンクグループ(以下、SBグループ)。創業から30年の節目となる2010年に次の30年に向けた「新30年ビジョン」を策定し、変化の激しいIT業界で常にトップランナーであり続けるための姿勢を世に示した。

この新30年ビジョンを契機に人材育成施策も改めて整理され…

(※全文:3867文字 画像:あり)

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