HRテクノロジーコンソーシアムとグラミン日本、協業で就労支援

一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアム(以下HRT)と、一般社団法人グラミン日本は、デジタル就労事業及びHRテクノロジーを活用した人事業務の推進プロセス改善(BPR: Business Process Re-engineering)を通じたインパクト雇用創出に関する協業協定を締結した。

グラミン日本はマイクロファイナンス事業、休眠預金事業、デジタル就労支援事業を通じ、困難な状況にある人たちに対して、日本における社会課題である相対的貧困脱却の支援を行っている。HRTはグラミン日本と共同で、人的資本経営の啓発活動の実施、グラミン日本が行うデジタル就労事業の支援、及び人事業務領域のデジタル化によるBPRに関する技術・スキル習得の支援を行う。

HRTは、グラミン日本が地方自治体と提携し推進する「デジタル就労支援事業」の拡大に向けて、以下の2つの取り組みを推進する。

1)正規雇用・所得水準向上につながる機会のマッチング支援

HRTはグラミン日本に対して、サステナビリティ推進に精力的に取り組む企業を紹介し、正規雇用や所得水準の向上につながる機会をマッチング支援する。なお、HRTでは、2024年2月にグラミン日本との間で業務委託契約を締結。これはグラミン日本が行うデジタル就労支援でリスキリング研修を受講したシングルマザーに、HRTの事務局運営にかかる業務を委託するスキームとなっており、シングルマザーの所得水準の向上を目指している。

2)“HRテクノロジーを活用した人事業務BPRスキル教育プログラム”の開発・提供

HRTでは採用・労務管理・人事管理の業務領域における業務プロセス改善(BPR)の豊富な経験と知見を活かし、人事業務BPRを行う技術・スキルを習得するプログラムを順次開発し、グラミン日本に提供する。

これらの取り組みを通じて、HRTとして相対的貧困の撲滅と女性活躍推進という日本の社会課題を同時に解決できるよう貢献していく。また、地方における雇用創出の機会を作り、リモートでの就労を可能にするなど、人材流出が問題となっている地域への貢献も目指すとしている。

一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアム・プレスリリースより