教職員団体加入率26.8%、49年連続の減少 文科省調べ
文部科学省は3月4日、2024年度「教職員団体への加入状況に関する調査」の結果を発表した。
同調査は、大学および高専を除く公立学校に勤務するすべての常勤教職員(再任用教職員を含む)に、日本教職員組合(日教組)、全日本教職員組合(全教)など教職員団体への加入状況について尋ねるもの。調査期日はその年の10月1日。
その結果、教職員団体に加入している教職員は27万2,445人。前年度(28万1,191人)から8,746人減少した。教職員全体(101万6,235人)に占める割合は26.8%。前年度(27.7%)から0.9ポイント減少し、1976年以降、49年連続の低下となった。
うち、日教組に加入している教職員は19万868人。前年度(19万4,687人)から3,819人減少した。教職員全体に占める割合は18.8%。前年度(19.2%)から0.4ポイント減少し、1977年以降、48年連続の低下となった。
一方、いかなる教職員団体にも加入していない教職員は74万3,790人。前年度(73万3,355人)から1万435人増加した。教職員全体に占める割合は73.2%。前年度(72.3%)から0.9ポイント増加した。
新採用教職員については、教職員団体加入者は8,225人で、新採用教職員全体(3万9,561人)に占める割合は20.8%。前年度(21.3%)から0.5ポイント減少し、4年連続の低下となった。
うち、日教組加入者は6,638人で、新採用教職員全体に占める割合は16.8%。前年度(17.0%)から0.2ポイント減少し、3年連続の低下となった。
一方、非加入者は3万1,336人で、新採用教職員全体に占める割合は79.2%。前年度(78.7%)から0.5ポイント増加した。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://www.mext.go.jp/content/20250220-mxt_syoto01-000040528_1.pdf
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