リコーと東京大学、社会連携講座「『はたらく』に歓びを」を開設

株式会社リコー(東京都大田区、社⻑執行役員:山下 良則、参考記事)と東京大学大学院工学系研究科(研究科長:染谷 隆夫)は2022年12月1日、社会的課題の解決と産業の発展に寄与する共同研究を目的とした社会連携講座「“はたらく”に歓びを」を開設したことを発表した。

「社会連携講座」とは、公益性の高い研究課題について、東京大学と企業等が共同研究を行うもので、同大学と企業等との契約に基づき、企業等が負担する共同研究経費によって運営される。包括的な社会課題テーマのもと、従来、自然発生的であった企業と各研究者との共同研究で限界のあった異分野の研究者との連携や、複数の研究者とチーム結成が可能となる。

リコーは、創業100年を迎える2036年に向け、「“はたらく”に歓びを」をビジョンに掲げており、今回の講座開設は、その実現に向けた取り組みの一つとなる。

2022年12月1日から2025年11月30日までの3年間。代表教員を同大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 教授の松尾豊氏(参考記事)が務める。

同講座では、「“はたらく”に歓びを」につながる重要な要素として「創造性」に着目。

「創造的タスクを行うときの個と組織の状態・メカニズムはどうなっているか?」を重要な問いとして解明を進める。

リコーのオフィス向けソリューションの実績と、東京大学がもつ専門性を掛け合わせ、組織を横断した包括的な研究活動を進めることで、シナジーの創出を目指すとしている。

22.12.2news2