佐賀大、唐津市と連携協定を締結 化粧品科学の教育研究により「唐津コスメティック構想」を後押し

佐賀大学は3月31日、唐津市と連携協定を締結した。

佐賀大は、2026年4月に新学部「コスメティックサイエンス学環」(仮称)を設置予定。

国立大としては初の、化粧品科学に特化した学部で、化粧品やその素材となる化学物質のはたらきを領域横断的に理解し、美容・健康産業を担うことのできる人材を育成する。

一方唐津市は、市内における化粧品関連企業の多さや原料の豊富さ、化粧品大国である韓国との近接性などから、唐津・玄海地域を美容・健康産業の集積地とする「唐津コスメティック構想」を、佐賀県らとともに進めている。

そこで、コスメティックサイエンス学環の教育研究を通じ、同構想の推進を後押しする。

研究成果を地域企業に還元することで、地元由来の天然資源を活用した化粧品や、より高い品質や機能を備えた化粧品、さらには革新的な化粧品の開発を目指す。地域の雇用機会の増加を通じ、若者の地元定着にも貢献したいとしている。

締結式の様子。左より、兒玉浩明・佐賀大学長、峰達郎・唐津市長。佐賀大プレスリリースより