神戸大、姫路市と連携協定を締結 医療分野を中心に協力
神戸大学は3月17日、姫路市と連携協定を締結した。医療分野を中心に、共同で人材育成や地域振興に取り組む。
姫路市とは、2023年4月に大学院国際文化学研究科がすでに連携協定を締結していたが、このたび、全学的な連携に至った。
大学院医学研究科に姫路市が2025年度から5年間、寄附講座を設置する。加えて、同年度から兵庫県立はりま姫路総合医療センター内に「はりま姫路地域臨床研究推進センター」(仮称)を共同で設置。同地域の看護師、検査技師、薬剤師ら医療従事者に、臨床研究支援人材の養成プログラムを提供する。
藤澤正人・神戸大学長は「窓口の一元化により、相互の強みを生かした新たな連携が次々に生まれることを期待する」、清元秀泰・姫路市長は「地域振興や科学技術、地域保健医療などの分野において、実効性の高い連携事業が数多く実施できると期待している」と述べた。
締結式の様子。左から、藤澤正人・神戸大学長、清元秀泰・姫路市長。神戸大プレスリリースより