埼玉県、県立高校の共学化について中高生を含む県民から意見を聴取 

埼玉県は7月から8月にかけて、県立高校の共学化をめぐり、中高生を含む県民との意見交換会を実施する。

埼玉県には男女別学の県立高校が、浦和高校、浦和第一女子高校など、進学校・伝統校を中心に12校存在。2023年8月、それらについて県の男女共同参画苦情処理委員が、国連の女子差別撤廃条約に違反しているとして、早期の共学化を勧告。 

これを受けて県は昨年8月、具体的な時期や方法についての明言は避けつつも、「主体的に共学化を推進していく」と発表。推進にあたっては、「県民の意見を丁寧に把握」するとしており、今回の意見交換会はその一環として実施される。

対象は、①県内在住または在学の中学生および②高校生、③その保護者、④(①~③を除く)県内在住者。県側からは県教育委員会職員が出席する。

共学、別学にはそれぞれどのような意義があるか、共学校と別学校、それぞれにおいて実際の学校生活はどのようであるか、男女共同参画の視点に立つと教育はどのようにあるべきかといった事柄について、意見聴取を行う予定。 

①、②については、7月から8月にかけて、それぞれ県東部、西部、南部、北部の4会場にて実施。①、②とも定員は各会場15名。

③、④については8月、埼玉県県民健康センターにて実施。定員はそれぞれ20名。

5月9日まで行われた募集の結果、③、④については定員を超える応募があった。一方、①、②については各会場とも定員を割り込み、5月15日より追加募集を行っている。

詳細・応募は以下より。
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2219/kyougakuka/ikenkoukankaibosyuu.html#jisshigaiyou

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