上司・先輩が挑戦していないとモチベーションが下がる若手社員が6割以上

三井住友海上火災保険株式会社は4月15日、全国の若手会社員を対象に行った「挑戦に関する意識調査」の結果を発表した。

3月に22~34歳の会社員800名を対象に実施した。うち400名が社会人3年目以内の「若手社会人」、もう400名が社会人4年目以降の「先輩社会人」。上司・先輩の挑戦する姿が、若手のモチベーションや成長実感にどのような影響を与えるのか調べた。

若手社会人に「挑戦している上司・先輩のもとで働きたいと思いますか」と尋ねたところ、「あてはまる」「ややあてはまる」との回答が合わせて67.0%にも上った。また、「挑戦している上司・先輩はかっこいいと思いますか」との質問にも、69.3%が「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した。

逆に、「上司・先輩が挑戦していないとモチベーションが下がると思いますか」と尋ねたところ、「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人が合わせて61.8%に及んだ。上司・先輩の挑戦する姿が、部下のモチベーションに大きな影響を与えることが判明した。

一方、先輩社会人に、仕事の中での挑戦経験について質問したところ、52.3%が「挑戦したことがない」と回答した。挑戦している上司・先輩の姿は部下のモチベーションに関わるにもかかわらず、過半数の先輩社員はそのような姿を見せられていないことが明らかとなった。

なお、「上司・先輩が挑戦していると思いますか」との質問に「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた若手社会人は63.3%で、「あまりあてはまらない」「あてはまらない」の36.8%を上回った。

さらに前者と後者それぞれに、「仕事を通じて成長できていると感じますか」と尋ねたところ、「成長できている」との回答は、前者では79.5%であったのに対し(画像参照)、後者ではわずか36.8%。上司・先輩が挑戦していることと若手の成長実感には強い結びつきがあることが明らかとなった。

 

三井住友海上火災保険プレスリリースより