東大IPC、ヘルシンキ大学とMOUを締結 互いの国のスタートアップの国際展開を相互支援

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)は5月16日、フィンランドのヘルシンキ大学と基本合意書(MOU)を締結した。互いの国のスタートアップの国際展開を相互支援する。

東大IPCは、東京大学の100%出資により2016年に設立された投資会社。東大発スタートアップはもちろん、大学横断型の起業支援プログラム「1stRound」の事務局として、大学発スタートアップ全般の支援を行っている。

一方ヘルシンキ大学は、フィンランドの首都に拠点を置く公立大学。大統領7名、ノーベル賞受賞者4名を輩出するなど、同国を代表する教育研究機関として知られている。手厚い支援制度により、グローバルに活躍するスタートアップも多数輩出している。

連携により、東大IPCおよび1stRoundが支援する大学発スタートアップの、フィンランドを起点とした欧州展開を、ヘルシンキ大学がサポート。同時に、ヘルシンキ大学発スタートアップの、日本を起点としたアジア市場進出を東大IPCが手助けする。

両国の支援機関が互いのスタートアップを自国の起業家と同様に扱うという、新しいモデルを提示したいとしている。

aaAdobeStock_1403243182Image by Firman Dasmir (Adobe Stock)