不登校児童生徒数が過去最多に 文科省調べ

文部科学省は10月27日、「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」を公表した。

同調査結果の概要によると、小・中・高等学校及び特別支援学校における「いじめ」の認知件数は615,351件(前年度517,163件)で、前年度に比べ98,188件(19.0%)増加した。また、「いじめ」の重大事態の件数は705件(前年度514件)で、前年度に比べ191件(37.2%)増加。小・中・高等学校における「暴力行為」の発生件数も、76,441件(前年度66,201件)で、前年度から10,240件(15.5%)増加している。 

小・中学校における長期欠席者のうち、不登校児童生徒数は244,940人(前年度196,127人)で、児童生徒1,000人当たりの不登校児童生徒数は25.7人(前年度20.5人)。不登校児童生徒数は9年連続で増加し、過去最多となった。なお、調査結果はURLで確認できる。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm

22.10.28news1

「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(文科省)