土岐商業高校、地場産業復活に向けクラウドファンディング実施

岐阜県立土岐商業高等学校(土岐商業高校)は、同校の科目「課題研究」にて、クラウドファンディングを活用した地域活性化プロジェクトを1月31日(月)から開始したことを発表した。

地元企業である株式会社カネコ小兵製陶所の協力の下、生徒自らが陶器製品を企画。クラウドファンディングを活用し、量産化するために必要な資金の350,000円を目標金額に設定。達成してリターンを発送した後の金額を来年度参加予定の陶器市に還元し、地域活性化につなげる考え。

生徒らが企画したのは、陶器の「調味料カップ」と「時計」。調味料カップは三段重ねの構造で、調味料以外に、おかずなどを入れることも可能。陶器製の「時計」はサイドのスペースにコルクボードがあり、写真やメモ書きなどを貼り付けることができる。

岐阜県土岐市は美濃焼の生産量が日本一。しかし、少子高齢化による後継者不足や新型コロナウイルス感染症の影響で地場産業は厳しい状況にあるという。こうした背景から、3年生16人によるプロジェクトが立ち上がった。

プロジェクトはクラウドファンディングサイトのMakuakeで実施されており、プロジェクトメンバーの3年生が卒業する直前の3月1日まで行われる。

22.2.1news3

生徒らが企画した「旅する調味料カップ」(岐阜県立土岐商業高等学校プレスリリースより)