高知大、地域活性化に向け高知県およびサントリーと三者連携協定を締結
高知大学は4月18日、高知県およびサントリーホールディングス株式会社と三者連携協定を締結した。産官学の知見を結集し、地域の活性化を図る。
高知大は、「地域協働学部」において県全域をフィールドに、地域の課題を、そこに暮らす人や関わる人とともに解決できる人材の育成に取り組んでいる。
高知大が有する地域課題およびその解決に関する知見と、サントリーグループが持つ事業およびサステナビリティに関する知見を掛け合わせることで、県の活性化を図る。
具体的には、県内で生産されてはいるものの、活用されていない農林水産資源について、それらを用いた価値創造と産業振興に取り組む。加えて、県内の水資源や自然環境について、その保全と活用を両立させるために必要な事柄に関する教育研究に取り組む。
高知県の濵田省司知事は「三者それぞれが持つ専門性と知見を結集し、脱炭素社会の実現に向けさらに前進していきたい」、高知大学の受田浩之学長は「今後の社会環境の変化を考えると、地域の「知の総和」を高めていくことが必要。本協定により、地域課題解決に貢献したい」、サントリーの藤原正明常務執行役員・サステナビリティ経営推進本部長は「自然の恵みあふれる高知の地において、新たな価値創造に挑戦したい」とコメントした。