名桜大、データアナリスト育成と地域課題解決を目指しテック企業2社と連携協定を締結
名桜(めいおう)大学、シスコシステムズ合同会社、ネットワンシステムズ株式会社の3者は9月24日、連携協定を締結した。データアナリストの育成と、それによる地域課題の解決を目指す。
名桜大は沖縄県名護市に所在する公立大学。1994年に沖縄本島北部12市町村と沖縄県の出資による公設民営の大学として設立され、2010年に公立大学に移行した。学生の約半数を県内出身者が占める。
一方、シスコシステムズは米テック企業の日本法人。名護市が独自のスマートシティモデル構築を目指し2023年5月に設立した「名護スマートシティ推進協議会」に、名桜大と共に参加。そのことから、連携企業のネットワンシステムズを交えた3者で、この度の協定締結に至った。
地元に就職先が少ないため大学卒業後、人材が都市部に流出してしまうという課題を解決し、地域全体の発展を実現すべく、3者が有する人的・物的資源を組み合わせ、データアナリストを育成する。
AIやデータ分析に関する基礎知識や、実践的なデータ活用法、さらにはデザイン思考によるアイデア創出法を提供し、地域社会の発展・活性化に寄与できる人材を育成したいとしている。
締結式の様子。中央が砂川昌範・名桜大学長。名桜大プレスリリースより