エアクロ・明治大 共同研究でデータサイエンス人材を育成

エアークローゼットは6月10日、計算型人工知能で世界トップクラスの研究者である明治大学の高木友博教授を迎え、産学連携での実応用に向けた共同研究を開始することを発表した。業界の変革を担うデータサイエンス人材の育成を推進する狙い。

同社はITを徹底活用したファッションテック企業を目指し、データ解析・AI開発を主導する専門チームとして「データサイエンスチーム」を設け、マーケティングやスタイリング、物流、新規事業推進といった幅広い分野で、データの力を活用してきた。

今回新たな取り組みとして、明治大学の高木教授とともに、産学連携での実応用に向けた共同研究を開始する。研究では、同社が6年間かけて蓄積した、300万コーディネートにおよぶパーソナルスタイリングに関する独自データと、高木研究室の最先端AIの知見をかけ合わせ、最新の推薦手法を開発することで、スタイリングサポートAIの高精度化を目指す。

産学連携プロジェクトを通して、将来のデータサイエンス人材が有機的につながり合い、同社が蓄積したデータの提供により人材の育成、ひいては先端的人工知能の社会実装を前に進めることを目指す。

21.6.14news2