神奈川大、横須賀市と連携協定を締結 PBLやCBL、アントレプレナーシップ教育のフィールドに

神奈川大学は11月11日、横須賀市と包括連携協定を締結した。

神奈川大は1949年設立の私立大学。前身の「横浜専門学校」(1929年設立)から数えると90年以上の歴史を有する。2つのキャンパスに文理の11学部8研究科を擁する。

キャンパスはどちらも横浜市にあるが、隣接する横須賀市とも緊密な関係を築いてきた。学生がまちの魅力向上に向けたアイデアを提案する「神奈川地域創生プロジェクト」や、動画で横須賀の魅力を発信する「『横須賀ファン』を増やそうプロジェクト」など、PBLやCBL(community-based learning, 地域協働型教育)のフィールドとして協力を得てきた。

こうした取組みをさらに発展させるべく、この度連携協定を締結した。

今後は上記の取組みに加えて、商店街等での起業体験や市役所でのインターンシップ、空き家を活用した地域活性化なども行っていくとしている。学生アスリートによる運動教室・健康教室の開催や、スポーツ等の国際大会への通訳ボランティアの派遣も行っていく予定。

実践力に富み地域社会に貢献できる人材を育成するとともに、横須賀市が掲げる「誰も1人にさせないまち」の実現に寄与したいとしている。

締結式の様子。左から、上地克明・横須賀市長、石渡卓・学校法人神奈川大学理事長。神奈川大プレスリリースより