副業実施で所属企業へのエンゲージメント上昇 ロッツフル調査

総合人材サービスを手がけるパーソルグループのパーソルイノベーション株式会社(東京都港区、代表取締役社長:長井 利仁)が運営する副業人材マッチングサービス『lotsful(ロッツフル)』(https://lotsful.jp/)は、副業経験のある会社員に対し、副業が本業に与える影響や、副業企業からのフィードバックなどについて、実態を調査し、その結果を公表した。

その結果、副業が与える現職への好影響について「副業を経験したことで、自分自身の仕事の進め方にどのような気づきや影響がありましたか?」という質問に対しては、「チャレンジすることへの恐怖心が小さくなった」が24.3%、次いで「自分自身の強みや弱みを理解することができた」が24.1%、「多様な価値観ややり方を受け入れられるようになった」が23.2%など、多くの副業経験者が副業での経験が現職での仕事に好影響があったことがうかがえた。

また、「副業を経験したことで、所属企業への考え方についてどのような影響がありましたか?」という質問では、「所属する企業への好意が高まった」が最多で34.8%、次いで「特に変化なし」が23.6%、「所属する企業でより長くはたらきたいと気持ちが強まった」が20.6%という結果になった。『所属する企業への好意が高まった』、『所属する企業で長く働きたい』を合わせると、約55%の副業経験者で所属企業へのエンゲージメントが上昇したといえる。

副業を経験することで、所属企業への好意的な気持ちが高まっていることがうかがえる結果となり、副業によって視野を広げ、客観性を育んだ従業員が所属企業へのエンゲージメントを向上させている様子がうかがえた。

なお、『所属する企業への好意が高まった』『所属する企業でより長くはたらきたいと気持ちが強まった』と回答した、副業後に所属企業へのエンゲージメント上昇が見られた職種は、企業経営者が89.5%、商品企画・開発が79.1%、基礎・技術研究が76.4%、製造・生産・品質管理が73.7%、システム開発が73.6%という結果で、調査を行ったロッツフルは、職種によっては社外に出て副業を経験することで視野が広がり、客観性が高まることで所属企業へのエンゲージメントが向上しているという傾向が存在することがわかったとしている。

22.7.29news3

パーソルイノベーション株式会社のプレスリリースより