教えない、支える指導者の育て方 ビリギャルを育てた科学的学習システム
『ビリギャル』で知られる坪田塾は「教えない、支える指導」を教育指針とし、生徒の能力を見極め主体性を引き出し、一人ひとりの目標達成に伴走する科学的学習システムを構築している。支える教師たちの非認知能力を育成する手法もユニークだ。
メタ認知を活用した、科学的学習システム
坪田 信貴
坪田塾は『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者である、坪田信貴氏が塾長を務める『子』別指導の学習塾で、心理学を活用した科学的な学習システム「教えない、支える指導」を教育指針としている。
坪田氏は、何をどう学ぶか順番が決められている日本の学校の「カリキュラム至上主義」に疑問を呈する。
「学力や認知能力は人それぞれですから、教育手段や学習のゴールも当然一人ひとり異なるはずです。しかし、今の教育はそこが考慮されていません」
「教えない、支える指導」の根幹にあるのは、「保育における補助」の考え方だという。保育の現場では、一人ひとりの子どもの力量に合わせて…
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