全世代が身につけるべき非認知能力　育成における2つのポイント

学力などの認知的スキルに対し、客観的評価が難しいがゆえに軽視されがちな非認知能力。「自己肯定力」や「やり抜く力」など幼少期に育む能力から、「課題解決力」や「メタ認知能力」など大人にも必要とされる力まで、その育成法とアセスメントを追究した。

教育効果を高める非認知能力、日本人の自己肯定感は低迷

非認知能力は、ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・J・ヘックマン教授の研究によって注目されるようになった。1960年代にアメリカのプレスクールで行われたペリー就学前実験では、3～4歳の子どもの半数に幼児教育プログラムを2年間実施したのち、両者を約40年にわたって追跡調査した。

幼児教育を受けたグループは受けなかったグループに比べて…

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