ハラスメント撲滅のために企業に行ってほしいこと、トップは「相談窓口の設置」 民間調査

エン・ジャパン株式会社は10月22日、職場でのハラスメントに関する調査の結果を発表した。

調査は8月から9月にかけて、同社が運営する求人情報サイト「エン転職」の利用者を対象に実施。3,566名から回答を得た。

過去に職場でハラスメントを受けたことがあるか尋ねたところ、「ある」との回答が64%に上った。男女別では、男性が65%、女性が64%。男女差はほとんど見られなかった。

「ある」と回答した人に、どのようなハラスメントであったか尋ねたところ(複数回答可)、「パワハラ」が85%でトップ。「セクハラ」(24%)、「カスハラ」(21%)、「マタハラ」(妊娠・出産・育児休業等への嫌がらせ。4%)と続いた。

男女別では、「パワハラ」は女性(80%)よりも男性(92%)に多く、「セクハラ」は男性(6%)よりも女性(37%)に多かった。

職場はハラスメント対策を実施しているか尋ねたところ、「実施している」は37%。昨年の前回調査から4ポイント低下した。

「実施している」と回答した人に、具体的にどのような取組みか尋ねたところ(複数回答可)、トップ3は「相談窓口の設置」(75%)、「ハラスメントに関する研修の実施」(48%)、「ハラスメントに対する自社の方針の周知」(47%)だった。

ハラスメント撲滅のために企業に行ってほしいことについて全員に尋ねたところ(複数回答可)、トップは同じく「相談窓口の設置」(46%)。「ハラスメントの実態調査」(45%)、「ハラスメントに対する自社の方針の周知」(39%)、「懲戒規程の策定」(38%)と続いた(画像参照)。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000932.000000725.html

ハラスメント撲滅のために企業に行ってほしいことについて尋ねた結果。エン・ジャパン プレスリリースより