小山高専、学生の出席状況を自動記録して共有するDXアプリを開発

栃木県小山市の小山工業高等専門学校(校長:堀 憲之)で、電気電子創造工学科の干川尚人准教授、物質工学科の高屋朋彰准教授と株式会社MOOBON 代表取締役 南剛史氏、CTO 西川雄三氏の研究グループが、教育機関向けに学生(生徒)の出席状況の自動登録と情報共有を行うデジタルトランスフォーメーション(DX)を達成するアプリケーションサービス「OKPASS」(オーケーパス)を開発した。

このサービスでは、利用する学生(生徒)が教室に設置された受付端末に二次元バーコードを読み込ませることで出席を報告できるほか、クラウドサービスサイトのユーザーメニュー(マイページ)から欠席や遅刻などのメッセージを学校へ連絡することが可能。

これらの情報はリアルタイムにDX出席簿に反映され、学校の教職員間で共有できる。

同サービスによって教育機関における毎日の出欠席記録業務を完全自動化し、教職員の業務を大幅に削減できるともに、学生(生徒)の登校中の事故や事件などの早期発見や、日々蓄積したデータの分析によって学生(生徒)への出席指導やメンタルヘルスケアへの活用も期待できるとしている。

小山高専と株式会社MOOBONでは、同校の学生を対象に2022年4月から実証実験を行っており、学生や保護者観点の利便性や教育現場における運用性などを検証、その結果をフィードバックして2022年度内にサービスの商用化を目指いるという。

22.9.2news2

独立行政法人国立高等専門学校機構のプレスリリースより