東京都、都立高4校を理数教育推進校の「SIP拠点校」に指定

東京都は8月6日、都立高校4校を理数教育の推進校である「SIP拠点校」に指定した。

SIPは「Scientific Inquiry Program」(科学探究プログラム)の略。指定された都立高校は2年間、理数分野に関心のある生徒に、探究活動の機会提供と継続的な指導を行い、生徒の意欲向上と進路実現に取り組む。

2022年度から始まった制度で、第Ⅰ期(2022~2023年度)には葛飾野高校、紅葉川高校、 大山高校、田無高校が、第Ⅱ期(2023~2024年度)には青井高校、浅草高校、荻窪高校、南平高校が指定。

この度発表された第Ⅲ期(2024~2025年度)には、大森高校、農芸高校、若葉総合高校、羽村高校が指定された。

指定校では、生徒の理数への関心向上や能力伸長を目指し、大学教授らによる講演会や講義、研究室や企業の見学・フィールドワーク、大学生らによる課題研究の継続的な指導などが行われる。蓄積されたノウハウは今後、都における理数教育の充実のために、全都立高校に共有されるという。

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