先生が女子と男子に平等に接していないと感じる女子中高生が3割以上

公益社団法人ガールスカウト日本連盟は6月25日、「ジェンダーに関する女子中高生調査報告書2023」を公開した。調査は昨年11月から12月にかけて実施。全国の中学生および高校生年代の女子にジェンダーへの意識について尋ねた。中学生764人、高校生年代799人の計1,563人から回答を得た。

調査は2019年から行っているが、これまでは対象を高校生年代に限定していた。今回は中学生も調査対象とした。

学校の先生は女子と男子に平等に接していると思うかと尋ねたところ、「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」の回答が中学生で31%、高校生年代で32%に上った(画像参照)。2020年度の高校生年代への調査では23%。9ポイント増加しており、ジェンダー平等の意識の高い女子が増加していることが伺われた。

「女の子だから何かをしなくていい」と言われたことがあるかと尋ねたところ、中学生の40%、高校生年代の52%が「ある」と回答した。「ある」と回答した人に、誰に言われたか尋ねたところ(複数回答可)、中学生・高校生年代とも「学校の先生」がトップとなった。

一方、「女の子だから」と何かをやらされたことがあるか尋ねたところ、中学生の20%、高校生年代の30%が「ある」と回答した。2020年度の調査では、高校生年代では15%だった。「ある」と回答した人に、誰に言われたか尋ねたところ(複数回答可)、中学生・高校生年代とも「母」がトップとなった。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000025743.html

ガールスカウト日本連盟プレスリリースより