「専業禁止」のエンファクトリー、人的資本経営コンソーシアムに入会
オンラインショッピング、専門家マッチング、人材・組織開発支援サービスなどの事業などを行う株式会社エンファクトリー(本社:東京都渋谷区)は、経済産業省及び金融庁がオブザーバーとして参加し人的資本経営の実践に関する先進事例の共有、企業間協力に向けた議論、効果的な情報開示の検討を行う「人的資本経営コンソーシアム」に入会したことを発表した。
エンファクトリーは2011年の創業以来「専業禁止!!」を掲げ、パラレルワークの支援、働き方の柔軟性の向上、リスキリングの機会提供など、従業員一人ひとりが、より柔軟で生産・自律的な働き方をデザインしながら、互いに認め高め合う組織としての取り組みをすすめてきた。
また、2020年からは自社のノウハウを生かし、「越境学習プログラム」を法人向けに提供開始。多様な経験による視野拡大、知識・スキルの獲得、イノベーションへの意欲醸成など、通常業務や従来での研修では得られない人的資本の最大化に寄与するためのサービスを提供し、これまで20社以上・累計4000名以上の支援をしてきた。今回、「人的資本経営コンソーシアム」への入会を通じてより人的資本の向上に努め、今後も企業価値向上に努めていく考えだ。
エンファクトリーでは、人的資本経営への取り組みとして、以下の施策を展開している。
(1)働き方の柔軟性の向上(時間や場所にとらわれない働き方)
働くうえでの3つの壁(時間、場所、組織の壁)を取り払い、働き方のTPO(Time/Place/Organaization)を選択できる「本当の働き方改革」を推進。また、全従業員を対象とした効果的なリモートワークを応援する「生きデザ手当」(3,000円/月)の支給を2021年1月よりスタートしている。
(2)専業禁止!!(動的人材ポートフォリオ)(知・経験のダイバーシティ&インクルージョン)
2011年の創業以来、「専業禁止!!」を掲げ、従業員が組織の壁を越えて活躍するパラレルワークを応援。実施においては、複業の活動をメンバー全員(退職もしくは独立、起業する社員含む)にオープンにする「en Terminal」イベントや、ラーニングコミュニティ・Teamlancerエンタープライズにて活動内容を報告することで、会社のミッション、仕事に対してもしっかり成果を出すマインドの形成、相互理解、自己実現、周囲からの応援等の効果を生み出している。
(3)「学びが止まらない」キャンペーン(リスキリング・学びなおし)
自社サービス「Teamlancerエンタープライズ」に資格取得の宣言、書籍購入の報告、進捗共有を行うことを条件に、従業員の自己啓発(資格取得、書籍購入、セミナー参加)を費用補助・報酬金の支援を行うキャンペーンを実施。
キャンペーンの成果として、全従業員の4割が参加/補助・報酬金の利用は従来の5倍に増加した。また興味の近い領域のメンバー同士がTeamlancerエンタープライズ内でチームを組み、勉強会を開催するなどお互いに影響を受け学びあう機会が生まれている。キャンペーン終了後、制度として本格導入。Teamlancerエンタープライズの提供企業にも、その仕組みを提案し、取り組みを広げている。
(4)自社の組織運営ノウハウを生かしたサービスの提供
これまでのノウハウを生かし個人、組織の壁を越境することで成長を支援するプラットフォーム「Teamlancerエンタープライズ」をOSとして、企業単位でエントリーできる「越境コンソーシアム」、チームで企業のリアルな課題解決に取り組む「越境サーキット」、個人がベンチャー企業の課題解決に取り組む「複業留学」等のアプリを提供。20社以上・累計4000名以上の支援をしている。
株式会社エンファクトリー・プレスリリースより