学びの多様化学校、昨年度から6割以上増加し全国に58校
4月、全国に新たに23校の「学びの多様化学校」が開校した。総数は、昨年度の35校から6割以上増加し、58校となった。
学びの多様化学校は、文部科学大臣の許可を受け、不登校児童生徒のニーズに応じた特別な教育課程を編成・実施する学校。
2005年の「学校教育法施行規則」改正により「不登校特例校」として誕生。2023年に取りまとめられた「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策」(COCOLOプラン)にもとづき、現在の名称に改称された。
新規開校した23校のうち、公立は16校、私立は7校。学校種別では、小学校が4校、中学校が14校、高校が4校、中高一貫校が1校。
設置形態別では、本校型が5校、分校型が4校、分教室型が9校、コース指定型が5校。分教室型が約4割を占め、すでにある学校に「居場所」をつくるスタイルが目立った。
秋田県、山形県、福島県、茨城県、千葉県、三重県、沖縄県の7つの県では初の開校。「誰一人取り残されない学び」の全国的な実現に向けた大きな一歩となった。
新規開校した23校を含む、学びの多様化学校の一覧は以下から確認できる。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1387004.htm