U/Iターン就職・転職を希望する20代、Uターンで5割弱、Iターンで1割強

若者の就職・転職支援を手掛ける株式会社UZUZ(ウズウズ)は12月12日、20代を対象に行った「U/Iターン就職・転職」に関する意識調査の結果を発表した。

人手不足解消に向け「U/Iターン採用」に取り組む地方企業が増える中、実際に就職・転職活動を行っている若者は地方で働くことをどのように感じているのか、調べた。

調査は8月から11月にかけて、就職活動中の20代を対象に実施。1,649名から回答を得た。

U/Iターン就職・転職について、希望するか尋ねたところ、「希望する」はUターンで45.8%(画像参照)、Iターンで13.9%。

Uターン、Iターンとも「希望しない」が「希望する」を上回った。特に、故郷ではない地方に赴くIターンにおいては「希望しない」が86.1%と、「希望する」を圧倒した。

「希望する」と回答した人に、その理由について尋ねたところ(複数回答可)、Uターンでは「友人も多く住み慣れていて安心だから」が26.9%でトップ。「地元の方が理想的なワークライフバランスを得られそうだから」(24.7%)、「両親や祖父母の近くに住みたいから」(22.7%)、「実家に同居するなど経済的な負担を軽減できるから」(20.1%)と続いた。

一方、Iターンでは「地方の方が理想的なワークライフバランスを叶えられそうだから」が26.9%でトップ。「経済的な負担が少なそうだから」(22.8%)、「通勤ラッシュのストレスがないところで働きたいから」(22.2%)、「自然が多いなど環境のいいところに住みたいから」(21.9%)と続いた。

「希望しない」と回答した人にもその理由について尋ねたところ(複数回答可)、Uターンでは「地元に働きたい企業や職種がないから」が27.6%でトップ。「地元より都心の方がしっかり稼げるから」(26.6%)、「地元は暮らしにくいから」(21.6%)と続いた。

Iターンでは、「地方は暮らしにくいから」が27.2%でトップ。「地方には働きたい企業や職種が少なそうだから」(25.8%)、「都心の方がしっかり稼げるから」(22.4%)、「地方での生活はプライベートを含めて刺激が少ないから」(17.1%)と続いた。

地方の生活環境やキャリア形成への不安がU/Iターン就職・転職を妨げていることが判明した。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000022432.html

UZUZプレスリリースより