21卒大学生の内定率は約70%で前年より低下 文科省と厚労省が調査

文部科学省と厚生労働省は11月17日、令和3年3月大学等卒業予定者の就職内定状況を共同で調査した結果を公表した。10月1日現在の状況として、大学生の就職内定率は69.8%(前年同期比7.0ポイント低下)となっていることが明らかになった。

国公立大学の内定率は71.9%(前年同期比7.5ポイント低下)、私立大学は69.1%(同6.8ポイント低下)で、大学・短大・高専を合わせた内定率は67.1%(同7.1ポイント低下)と、全体的に前年同期に比べて下がっている。

男女別では、男子大学生の内定率は68.8%、女子は70.9%で、文系・理系別(大学のみ)では、文系が68.7%、理系が74.5%となっている。地域別(大学のみ)では関東地区の内定率が最も高く、74.4%だった。

文科省と厚労省は、大学等の就職相談員と新卒応援ハローワークの就職支援ナビゲーターと連携し、引き続き新卒者等の就職支援を行っていくとしている。

同調査は、国公私立大学・短期大学・高等専門学校・専修学校の計112校・6,250人に対し、電話・面接等で実施された。

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