【10月16日開催】セミナー「社会が求める新たな教育」  東京大学の三宅陽一郎特任教授ら登壇 AI時代の人材育成と探究学習の未来を探る

学校法人先端教育機構の月刊先端教育編集企画部は、2025年10月16日(木)にセミナー「社会が求める新たな教育」を開催します。本セミナーは、AIやデジタル技術が社会を大きく変革する現代において、教育が果たすべき新たな使命を「技術」と「人間らしさ」という二つの側面から探ることを目的としています。

大学・専門学校および高校の教職員を主な対象とし、会場(定員70名・事前予約制)とオンラインのハイブリッド形式で無料実施されます。開催時間は13時00分から17時00分(受付開始12時30分)を予定しています。

セミナー開催の背景としては、知識や技能の伝達という従来の教育モデルを超え、未来を切り拓く力を備えた人材をいかに育むかという課題意識があります。第一部(13:00〜15:00)では「AI時代を牽引する人材育成」と題し、生成AIやデータサイエンスを活用できる能力の育成に焦点を当てます。第二部(15:20〜17:00)では、新学習指導要領で重視される「探究学習」を取り上げ、生徒の主体性を引き出し、生きる力へと繋げるための具体的な教授法を議論します。

第一部の基調講演には、東京大学の三宅陽一郎特任教授が登壇します。AI研究と教育の第一人者である三宅氏が、デジタル時代に求められる人材像を学術的視点から提示します。また、協賛企業による講演では、株式会社SHIFT AIが「With AI時代に飛躍する学校、取り残される学校」と題し、守りとしての「業務変革」と攻めとしての「学生へのAI教育」を両立する実践的アプローチを、コクヨマーケティング株式会社が「学生の『居場所』が、学びを変える。主体性が加速するキャンパスとは?」をテーマに教育DXや探究学習を加速させる学習環境づくりを、株式会社コンカーが「経費精算は無くす時代へ」と題してAI活用による教職員の時間創出と大学競争力向上を、それぞれ先進事例と共に解説します。

東京大学の三宅陽一郎特任教授


第二部の基調講演では、経済産業省商務・サービスグループ教育産業室の柳橋幸裕企画官が、探究学習を重視する国の政策的な意義などについて、具体的には学校と企業等の連携・協働による資源(ヒト・モノ・カネ)の循環を促進し、子どもたちの豊かな学びを支える方策について論じます。続いて、静岡県立藤枝東高等学校の髙橋誠探究課長が「探究活動の理想と現実〜『藤枝東』をぶっ壊せ!〜」と題して登壇します。「総合的な探究の時間」における現場のリアルな課題と、それに対して外部人材や外部教材「ブリタニカ探究総合パック」を活用した具体的な解決策を実践者の立場から報告します。

本セミナーは、ブリタニカ・ジャパン株式会社、株式会社SHIFT AI、株式会社コンカー、コクヨ株式会社の協賛により実施されます。AIという最先端の技術動向と、探究学習という教育の本質的なテーマを両輪で捉え、次代の教育を担う教職員に新たな視座を提供することを目指します。お申し込みは専用ホームページより。