PTAは不要と感じる保護者が半数以上

個別指導学習塾「明光義塾」を運営する株式会社明光ネットワークジャパンは2月27日、小中学生の保護者を対象に行った「PTAに関する意識調査」の結果を発表した。

働き方の変化や家族構成の多様化により過渡期を迎えているPTAについて、保護者自身はどのように感じているのか調べた。

調査は2月、PTAに加入したことがある小学4年生から中学3年生の保護者を対象に実施。980名から回答を得た。

PTAは必要だと思うか尋ねたところ、「必要だと思う」は7.9%、「どちらかというと必要だと思う」は26.8%。

一方、「どちらかというと不必要だと思う」が21.8%、「不必要だと思う」が29.6%。不要派の方が多いことが判明した。

必要派の人(n=340)に、何のために必要だと思うか尋ねたところ(複数回答可)、「学校行事のサポート」が43.2%で最多。「学校と家庭の連携強化」(33.2%)、「子どもの健全な成長を見守る体制づくり」(32.1%)と続いた。

続いて、PTAの役員になったことはあるか全員に尋ねたところ、「ある」は49.0%。約半数に上った。

あると回答した人(n=480)に、役員としての活動にどの程度負担を感じている(感じていた)か尋ねたところ、「非常に大きな負担を感じている」が35.2%、「ある程度負担を感じている」が53.1%。経験者の9割近くがPTA役員の活動を負担と感じていた。

とはいえ、役員を経験して良かったか尋ねたところ、「良かった」が12.3%、「どちらかというと良かった」が34.0%。負担ではあっても経験して良かったと感じている保護者が少なくないことが判明した。

良かったと回答した人(n=222)に、そのように思う理由を尋ねたところ(複数回答可)、
トップは「保護者間のネットワークが広がった」(43.2%)。「学校運営への理解が深まった」(40.5%)、「子どもの成長を間近で感じられた」(35.1%)と続いた。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000231.000071552.html

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