採用広報でアピールすべきと思うことの第1位は「SDGs」 マイナビ調査

株式会社マイナビは、「2023年卒企業新卒採用活動調査」を発表した。同調査は全国の企業3,176社に、2022年6月時点の2023年卒の採用活動および2024年卒の採用計画について調査したものだ(調査期間:2022年6月3日~6月20日)。

23年卒の採用予定数について、「前年並み」が69.3%で最も高く、次いで「(前年より)増やした」の割合が前年比6.1pt増の22.1%となった。21年卒はコロナ禍で採用予定数を「(前年より)減らした」企業が2割を超えていたのに対し、22年卒以降は「増やした」が2年連続で増加しており、採用意欲が回復していることがわかる。

エントリーした学生の印象を聞いたところ、「前年と大体同じ印象」が54.5%で最多だったが、「前年よりも採用したいと思う学生が少ない」は前年比9.1pt増の25.2%となった。企業に「現時点での満足度の理由」を聞くと、採用したいと思う学生が少ない企業からは「適性・志望度は例年に比べ高くはない」「能力・自社マッチ度が充分な学生に内々定を出せていない」というコメントが見られた。

採用広報で今後アピールすべきと思う項目について、「SDGsに取り組んでいること(31.6%)」が1位となった。また、上場企業においては「ダイバーシティ&インクルージョンに取り組んでいること」は21.2%で非上場企業の6.4%を大きく上回った。SDGsへの取り組みをはじめ、多様な価値観や働き方を促進していく姿勢のアピールが重要だと考えている傾向が、特に上場企業において強いことが示された。

22.7.20news3

マイナビ・プレスリリースより