25卒理系大学生の就職内定率、前年度から1.7ポイント増の92.4% 文科省調べ

文部科学省は3月14日、厚生労働省と共同で行った、2024年度大学卒業予定者の就職内定状況に関する調査の結果を発表した。

調査は、設置者・地域の別を考慮して抽出した62の大学(うち、国立21校、公立3校、私立38校)の、2025年3月卒業予定者を対象に実施。調査期日は2月1日。

その結果、2025年3月卒業予定者全体に対する就職希望者の割合である「就職希望率」は、76.6%だった。前年度からの増減はなかった。

国公立大では53.7%。前年度から3.1ポイント減少した。私立大では87.9%。前年度から1.4ポイント増加した。

男子大学生では70.7%。前年度から0.6ポイント減少した。女子大学生では84.7%。前年度から0.6ポイント増加した。

就職希望者全体に対する就職内定者の割合である「就職内定率」は、92.6%。前年度から1.0ポイント上昇した。

国公立大では93.0%。前年度から0.9ポイント減少した。私立大では92.5%。前年度から1.7ポイント増加した。

男子大学生では91.6%。前年度から1.0ポイント増加した。女子大学生では93.8%。前年度から1.0ポイント増加した。

また、文系では92.7%。前年度から0.9ポイント増加した。理系では92.4%。前年度から1.7ポイント増加した。理系の内定率上昇の背景には、デジタル人材の需要の高まりがあるとみられる。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://www.mext.go.jp/content/20250314-mxt_gakushi01-000040850_1_2.pdf

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