国の政策でも育成する「つなぎ役」
つなぐ仕事を、誰が担い、どう育てるのか。本連載が問い続けてきたのは、この一点である。今回、国の政策に目を向ける。府省庁の施策を調査したところ、22の全府省庁につなぐ役割を据えた制度が存在していた。つなぎ役は国の政策に明確に位置づけられており、今まさに「育て方」が問われはじめている。
葛飾北斎「諸国名橋奇覧 すほうの国きんたいはし」
葛飾北斎「諸国名橋奇覧 すほうの国きんたいはし」(大判錦絵、版元=西村屋与八/メトロポリタン美術館蔵)。周防国岩国の錦川に架かる錦帯橋を、雨のなかに描く。
「五連のアーチ橋」と言われるが構造は一様ではない。中央3連は柱のない迫持式アーチ、両端2連は柱で支える桁橋である。北斎はその違いを描き分け、両端の下にだけ木の柱束が立つ。
造りの異なる橋が連なって一本の渡り道になる。しかも桁橋は約40年、アーチは約20年と部材ごとに周期を変えて架け替えられてきた。渡り道は、保ち続けられて初めて渡り道である。
半世紀の歴史が辿り着いた結節点
直近3回、東京大学大学院教育学研究科教授の北村友人氏を迎え、監修の東京都市大学大学院環境情報学研究科教授・佐藤真久氏とともに開発思想の半世紀をたどった。
(※全文:1740文字 画像:あり)
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