事業構想大、山形市、モリサワ 「やまがた創生プロジェクト研究」を発足

事業構想大学院大学(学校法人先端教育機構、本部:東京都港区、学長:田中里沙)と山形市、株式会社モリサワは、山形市の地域経済の活性化及び創造都市の推進を目的とした共同プロジェクトとして「やまがた創生プロジェクト研究」の発足を発表した。

「やまがた創生プロジェクト研究」は、山形市の経済活性化及び創造都市の推進に資する新規事業を構想する研究会だ。事業の根本となるアイデア発想から、具体的な事業計画まで策定する。事業構想大学院大学 修士課程のカリキュラム要素を活かした講義と、最先端分野の有識者から得られる知見が研究員の事業構想を支援する。参加者は一般から募集し、組織の枠を越えた異業種の企業やパートナーとの知の共有・探索、コラボレーションによる事業創出活動を実現する。

今回のプロジェクト研究の期間は2022年5月~2023年2月、全20回・各回半日程度となる。山形市への企業版ふるさと納税を財源として開催され、参加者の費用は無料。定員は7名を予定している。

山形市の佐藤孝弘市長は、「このプロジェクト研究を契機に、様々なフィールドで企業が新事業を創出し、魅力的な雇用が生まれるとともに、地域が活性化し、交流人口や移住・定住の増加につなげていきたい」と期待を語った。

また、文字を通じたコミュニケーションの発展に貢献してきた株式会社モリサワの代表取締役社長、森澤彰彦氏は「近年、当社は『UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)』の活用や、多言語ユニバーサル情報配信ツール『MCCatalog+(エムシーカタログプラス)』などのソリューションを活用し、情報のユニバーサルデザインや地方創生、SDGsを推進する活動を全国の自治体と連携し、取り組んできました。この経験やノウハウを本プロジェクトにおいて活用し、山形市が目指す地域活性・創造都市の実現のため幅広い分野で連携していきたい」と意気込みを語った。

22.3.22news1