高校生のSNS利用率、日米中韓とも9割超 日本98.8%、韓国99.9%

国立青少年教育振興機構は7月2日、「高校生のSNSの利用に関する調査」の報告書を発表した。 

調査は国内だけでなくアメリカ、中国、韓国でも実施。比較を通じ、日本の高校生のSNS利用の特徴を明らかにした。各国における実施時期と有効回答数は以下の通り。

日本:昨年9月~今年1月、4,356
アメリカ:昨年9月~12月、1,512
中国: 昨年9月~11月、7,750
韓国:昨年9月~12月、1,508

4か国とも、SNSを「利用している」との回答が9割以上であった。4か国中、もっとも高いのは韓国の99.9%。日本は98.8%で2位だった。最低の中国でも90.1%が利用していた。

平日の1日あたりの利用時間について、日本は「1~2時間未満」(26.7%)との回答がもっとも多く見られた。「2~3時間未満」(25.3%)、「3~4時間未満」(17.3%)と続いた。アメリカでは「5時間以上」の割合が21.8%と、4か国中もっとも高かった。中国は「30 分未満」が 35.6%と、日米韓の5%未満と比べて著しく高かった。

休日の1日あたりの利用時間については、日本は「5時間以上」(27.2%)との回答がもっとも多く見られた。その割合は4か国中、米国(29.6%)に次いで高かった。

SNSの利用を開始した時期について、日本では「中学1~3年」が49.6%で最多。「小学4~6年」(28.5%)、「高校生になってから」(11.7%)と続いた。「高校生になってから」の割合は4か国中もっとも高かった。一方、韓国は「小学入学前」「小学1~3年」との回答が合わせて25.4%。4か国中、利用開始年齢がもっとも早かった。

報告書は以下から読むことができる。
https://www.niye.go.jp/wp-content/uploads/2024/07/zentai-1.pdf

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