高校での学びで保護者が重要だと思うスキルは「情報分析力」 アドビ調査

アドビ株式会社は、高校生と大学生のクリエイティブ・デジタルリタラシー育成と進路に対する保護者の考え方を把握すべく、大学進学を志している高校3年生および大学1年生の保護者を対象に調査(回収サンプル数計:1000ss)を実施した。

クリエイティブ・デジタルリテラシーとは、デジタルテクノロジーを活用し人間ならではの創造性を使って問題解決に取り組む「創造的問題解決能力」を発揮するためのスキルであり、具体的にはアイディアを形にしてコミュニケーションするための「デジタルクリエイティブ制作スキル」と、データを解釈し、課題を発見するための「データサイエンススキル」から成るものだ。

2022年から高校の授業で「情報Ⅰ」が必履修化となるが、今回の調査において、「情報Ⅰ」が必履修化を「よく知っている」と回答した保護者が20%、「なんとなく聞いたことがある」と回答した保護者が47%と、約7割が「情報Ⅰの必履修化」を認知していたものの、2025年の大学入学共通テストから、国立大学の受験を希望する場合「情報」が必須科目となることについての認知に関しては「知らなかった」という回答が48%と、約半数の保護者が認知していないことが判明した。

高校で身につけるべきスキルについての回答で最も多かったのは「情報分析力」、次点で「課題解決方法の発想力/着想力」、「デジタルリテラシー(ITツールを使いこなせる能力)」と続いた。情報を扱う際の基礎的な力を、高校生のうちに身に着けた方がよいと考える保護者が多いことが示された。

22.7.28news1

アドビ株式会社・プレスリリースより