文部科学大臣に阿部俊子衆院議員が就任 元日本看護協会副会長、当選6回で前政権では副大臣を務める

10月1日、石破茂内閣が発足し、文部科学大臣に阿部俊子氏が就任した。

阿部氏は岡山県第3区選出の自民党衆院議員で、当選6回。派閥には所属していない。1959年生まれで、イリノイ州立大学シカゴ校大学院博士課程修了。博士(看護管理)。

日本看護協会副会長などを経て、2005年に初当選。外務副大臣、農林水産副大臣等を歴任し、第2次岸田第2次改造内閣では文部科学副大臣を務めた。

10月2日に行われた就任記者会見では、「(文部科学は)個人、社会の未来を切り開くために極めて重要な分野。教師を取り巻く環境整備、我が国全体の研究力の向上、スポーツ立国・文化芸術立国の実現をはじめとする重要課題に1つひとつ丁寧に取り組み、国民の皆様が夢や希望を持ち、それを実現できる社会を目指していきたい」と抱負を語った。

自身の看護師としての顔にも触れ、「看護師でもあるので、障害を持った子どもたちの教育、学校に行けなくて困っている子どもたちの教育、外国人の子どもたちの教育含め、誰も取り残さないということが大切だと思っている」と述べた。

教師を取り巻く環境整備については、「必要な予算の確保含め、全力で取り組んでいく。交渉し、財源を確保していく。ただ財源を確保するだけではなく、質も含め、メリハリをつけた形で頑張っている先生方を応援できる体制を作っていきたい」と語った。

研究力向上については、「第6期科学技術・イノベーション基本計画にもとづき、研究者の方々の現場の声をしっかり聞きながら、関係省庁とも連携して全力で進めていきたい」とした。

記者会見の全容は以下から見ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=wdcB8e9tUYU

就任記者会見の様子。