神山まるごと高専(仮称)、文部科学省への認可申請完了
2023年4月に徳島県神山町に開校を目指す私立高等専門学校・神山まるごと高専は、11月1日、文部科学省(以下、文科省)への認可申請の提出が完了したと発表した。
「奇跡の田舎」と称される徳島県神山町をまるごと学びのフィールドに活用した実践型教育を目指す同校は、「テクノロジー x デザインで、人間の未来を変える学校」をミッションとする。従来の技術教育中心の高専とは異なり、ソフトウエアを中心としたテクノロジーや、UI・UX・アートなどに関連したデザイン教育、起業家マインドを育成する教育を実施し、「どんな社会でも、世の中を変えていける人材を育成する」としている。
同校では開校に向けて授業計画や設立資金の準備、教員の募集などの準備を進め、設立準備資金についてはクラウドファンディングを活用した寄付、また企業版ふるさと納税などを活用して認可申請に必要な17億円を超える21億円の資金を集めた。また、教員も多様な経歴を持つ21名を確保するなど、認可に必要な準備が整ったことから、文科省へ認可申請書を提出し、受理されるに至った。
今後もより質の高い教育環境を整えるために寄付金募集活動などを続けていくとしている。
神山まるごと高専プレスリリースより