外国人を採用してよかったこと、「人手不足の解消」と並んで「社内における国際化・異文化理解の促進」

組織のグローバル化支援を手掛けるbeyond global Japan株式会社は10月10日、「外国人材と共に働く日本人意識調査」の結果を発表した。

近年、グローバル化の進展や深刻な人手不足を背景に採用が進む外国人材と、企業はどのように協働し、どのような課題に直面しているのか調べた。

調査は9月、外国籍の同僚がいる正社員を対象に実施。1,007人から回答を得た。

外国人材の国籍について尋ねたところ(複数回答可)、トップ3は「中国」(40.4%)、「ベトナム」(24.6%)、「アメリカ」(23.4%)。アジアが中心であることが伺われた。

職場で日常的に使われている言語は何か尋ねたところ(複数回答可)、「日本語」が88.1%で最多。「英語」(32.9%)、「中国語」(11.2%)と続いた。

外国人材と共に働くことでどのようなプラスの影響があったか尋ねたところ(複数選択可)、トップ3は「人手不足が解消された」(25.6%)、「社内における国際化・異文化理解の促進」(23.2%)、「優秀な人材の確保」(21.5%)となった(画像参照)。

外国人材は、人手不足の解消をもたらすだけでなく、社内のグローバル化や異文化理解につながり、単なる労働力以上の意味を持っていることが明らかとなった。

一方、外国人材と共に働くことで困ったことについて尋ねたところ(複数選択可)、トップ3は「言語の違いによるコミュニケーションの難しさ」(36.3%)、「文化やビジネスマナーの違い」(32.6%)「チームワークや協調性に対する期待の違い」(18.1%)となった。

言語や文化の違いに由来するコミュニケーションの難しさが主要な課題であることが明らかとなった。この結果を受け、双方の文化的違いを受け入れるための社内教育や制度改革が必要としている。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000082334.html

beyond global Japanプレスリリースより