STEAM JAPAN AWARD 2021がオンライン表彰式を開催

中高生自らが課題を設定し、解決に向けた取り組みを表彰する「STEAM JAPAN AWARD 2021」(主催: STEAM JAPAN AWARD 実行委員会 後援:文部科学省)が12月18日、オンライン表彰式をAkeruE パナソニック クリエイティブミュージアム(東京・江東区)会場で開催した。

第2回目となるSTEAM JAPAN AWARDでは、全国各地から多数の作品応募が集まった。審査ポイントは、STEAM横断の視点でアイディアが創られているか?(多角的思考)、社会課題を具体的に解決する施策になっているか?(実現可能性)、課題・アイディアの発想が、今までにない新しい視点/発想か?(独創性)の3点。審査委員長を務めるメディア・アーティストの落合陽一氏をはじめとした審査委員が、一次審査を通った33作品を最終審査し、6つの受賞作品を発表した。

当日は、1次審査通過作品・33作品の発表をはじめ、落合陽一氏や審査員が、学生からの質問にリアルタイムで答えるトークコーナーを開催。また、受賞した生徒がオンラインで参加し、受賞への感想などを審査員に届けた。当日の様子は、下記YouTube でアーカイブ配信されている。

https://youtu.be/Rz9kngTSUbY 

主な受賞作品/受賞者の一覧は下記のとおり。

●GOLD賞 
FOODEMON/キッスイ (東京都立富士高等学校・高校3年)
フードロス問題に焦点を当て、「触覚学」を応用したアナログゲームを通して、廃棄食材について考えるきっかけにする作品。

●SILVER賞 
学校IoT革命 with コロナ―CO2濃度と在室人数の同時測定システムの開発と数理モデルによる解析―/高崎高校物理部2年 (群馬県立高崎高等学校・高校2年)
学校における新型コロナウイルス感染防止のために、小型コンピュータ「RaspberryPi」を用いてデータ取集と数理データの解析と検証を行った作品。

●BRONZE賞
Let's Clean Water! 世界中の環境を守る浄水装置/大分県立日田高校3年 (大分県立日田高校・高校3年)
 下水道処理率の低い国が多くあることを課題にあげ、実験を通して活性炭と牡蠣の貝殻、竹炭を組み合わせることで、より高性能な浄水装置の開発ができることを検証した作品。

21.12.27news2

プレスリリース資料から。