オンライン研修の満足度、集合研修を上回る デジタル・ナレッジ調査

導入実績2000超を誇るeラーニング専門ソリューション企業、株式会社デジタル・ナレッジ(本社:東京都台東区)が運営するeラーニング戦略研究所は、研修がある会社で教育を受けている会社員100名と、人事部の人材教育・育成業務担当者100名を対象にそれぞれ企業研修の実施状況に関する調査を実施し、その結果をまとめた報告書を公開した。

調査の結果、コロナ3年目における研修の実態として以下のことが明らかになった。

・社員の85%が「オンライン研修のみ」「オンライン研修と集合研修を併用したハイブリッドラーニング」を受講。
・コロナ禍で「集合研修が減った・なくなった」94.4%、「オンライン研修が増えた」84.3%と研修のオンライン化が鮮明に。
・研修満足度はハイブリッドラーニング(社員70.8%、企業71.2%)、オンライン研修(社員70.4%、企業85.7%)が集合研修の満足度(社員40%、企業50%)を大きく上回った。
・社員の満足度を高めている最大の要素は「時間・場所の制約がない」。
・企業側では「目的にあった使い分けが可能」「受講者増とコスト削減が両立できる」点などが評価されている。
・「今後もハイブリッドラーニングを継続したい」社員は92.7%、企業は96.9%と極めて高い。社員側では今よりやや集合研修を増やしたハイブリッドラーニングが求められている。
・オンライン研修・ハイブリッドラーニングの課題は「円滑なコミュニケーションが難しい」「取組状況が見えない・ちゃんと理解できたか不安」「集合研修に比べて効果が限定的」
・双方向で活発な意見交換ができるなど、より集合研修の感覚に近いオンライン研修の仕組み、リアルとの境目をなくしオンライン研修の効果を高める取り組みが求められている。
・集合研修のメリットとして挙げられた「たくさんの人と意見交換できる」「わかりやすく集中できる」「業務上の気付きを得られる」「教育内容をしっかり伝えられる」「反応がわかる」「社員の意識向上につながる」をいかにオンライン上で展開できるかがカギ。
・今後の研修のあり方としては、社員の自律的な学びを支援する仕組みや本質的な研修改善が求められている。

22.7.6news1

株式会社デジタル・ナレッジ・プレスリリースより